マウスピースで「すきっ歯」の治療はできますか。また、どのくらいの費用がかかりますか。

「この頃、大人になってから歯科矯正を始める人が増えています。歯並びを整えることが、審美面だけでなく、全身の健康状態にもよい影響を及ぼすことが広く知られるようになったからかもしれません」

大人の女性の矯正適齢期は30~40代。大人になってから歯の矯正を行う場合、子育ての区切りや結婚などの人生の節目ではじめる人が多いようです。

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1度始めたら2~3年は時間がかかる

矯正歯科は「半年や1年では終わりません!」いずれにしても矯正は長丁場です。

1度始めたら2~3年はかかります、費用も高額。『歯列矯正は高い・・・』と思って治療を諦めている方も少なくないと思います。

しかし、部分矯正であれば全体的に歯を矯正する場合と比べ費用がかなり違ってきますし、
矯正にかかる期間も全体矯正に比べると半分以下の期間で治療を完了するケースも多いです。

すきっ歯とは

すきっ歯とは、歯と歯の間に隙間が開いている歯並びのことをいい、正式には空隙歯列(くうげきしれつ)といいます。
前歯の歯と歯の隙間があいている状態を正中離開(せいちゅうりかい)といいます。

すきっ歯になると、歯の間に食べかすなどの汚れが溜まりやすくなり、
汚れの中の細菌が原因で起こる歯ぐきの炎症症状である歯周病や、虫歯などのお口のトラブルになりやすくなります。

すきっ歯になる原因

すきっ歯になる原因は、先天的なものや後天的なものがあります。

1・先天欠損
成人の歯は親知らずを除けば、上下で14本ずつ、合計で28本になります。
しかし、そのうちの何本かが生えてこない場合があります。
大体10人に1人ぐらいの割合です。
本来歯が並ぶスペースに対して歯が少ないとすきっ歯になります。

2・歯が小さい(矮小歯)
歯が並ぶスペースに対して歯が小さいと1本1本の歯と歯の間に隙間ができてすきっ歯になります。

3・上唇小帯と呼ばれる上唇の裏にあるヒダの部分が歯の間の深くまで付着していると、すきっ歯になります。

4・歯周病
歯周病で歯茎が弱くなると、歯が動いてしまいすきっ歯になることがあります。

5・舌で前歯を押す癖
舌で強く前歯を押してしまう癖が長く続いてしまうとすきっ歯になることがあります。

すきっ歯の治療方法

すきっ歯の治療方法にはいくつかの方法があります。

『ダイレクトボンディング』・・・歯に歯科用のプラスチックを貼り付ける方法。
『ラミネートベニア』・・・歯の表面を少し削って、歯科用のセラミックを被せる方法。
『マウスピース矯正』・・・マウスピースを使って歯を動かす矯正方法。
『ワイヤー矯正』・・・歯にワイヤーとブラケットを付けて歯を動かす従来の矯正方法。

部分矯正とは

部分矯正は、インビザラインやワイヤー矯正の治療の一部で、
すきっ歯や、八重歯、歯が1本から数本程度傾いている場合や、歯が少し重なっている場合などに使われます。

全体的に矯正をする場合に比べて、費用を抑えることができ、矯正期間もかなり短い場合が多いです。

また、部分矯正で選択できる治療方法もいくつかあります。

『表側部分矯正』・・・ワイヤーを歯の表側につける矯正方法。
『裏側矯正』・・・ワイヤーを舌側につける矯正、
『マウスピース型矯正』・・・透明なマウスピースを使った矯正方法。

部分矯正の費用

全体的な歯の矯正の場合、費用は70万円~100万円ほどするケースが多いですが、
部分矯正の場合は、およそ20万円~40万円ほどで治療可能なケースもあります。

部分矯正の期間

全体的に矯正を行う場合、矯正器具をつけている期間が1年~3年ほどかかるのに比べ、
部分矯正の場合は、およそ1年前で治療を完了するケースが多いです

歯並びの状態にもよりますが、早ければ6ヶ月ほどで治療を完了するケースもあります。

部分矯正のデメリット

部分矯正は、歯の気になる一部分にフォーカスして治療を行う方法です。
しかし、部分矯正はすべての症状で適応できるわけではありません。

『すきっ歯だけ気になる』
『八重歯だけ治したい』
『この1本の歯だけが傾いているのが気になる』
『重なっている歯だけを治したい』
ということで、部分矯正を希望されたとしても、
その問題が歯並び全体の問題から来ているケースもあり、気になる一部分だけを動かす事はできないというケースもあります。

なぜなら、1本の歯を動かしてしまうと、全体のバランスが崩れ、かみ合わせに問題が生じるケースもあるからです。

部分矯正は、その部分だけ歯を動かしても全体のバランスが損なわれない場合にのみ適応が可能です。

まとめ

部分矯正は、全体的な矯正に比べて、
費用を安く抑えることができる。
矯正にかかる期間が短いというメリットがあります。
これまで、矯正の費用や矯正期間の問題で治療を諦めていた方にとって画期的な矯正方法です。

『治療は見える部分だけで良い』『矯正器具を長い期間つけていたくない』『できるだけ費用を抑えたい』という方は歯科医院の矯正カウンセリングでご相談されてみてはいかがでしょうか。

すべての症状に適応できるわけではないため、きちんと相談に乗ってくれる歯科医師の元、納得のできる治療を行っていただければと思います。

この記事がすきっ歯で悩んでいる方の参考になれば幸いです。

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